SDN/ネットワーク仮想化

実用フェーズに到達したSDN--シスコ、VM、BCFの特徴を比較する(前編)

最終回となる今回は、これらのソリューションに関して、「運用性」、「拡張性」、「ネットワークの可視化」、「既存ネットワークとの親和性」という4つの観点で特徴を比較することで、各ソリューションの特徴を浮き彫りにするとともに、選択する際の判断材料を提供したい。

 これまでに、SDNの登場の背景およびその主な仕組みとメリット、そして実際のソリューションとして「VMware NSX for vSphere(NSX)」、「Cisoc ACI(ACI)」、「Big Switch Networks Big Cloud Fabric(BCF)」の3つについて具体的な機能を紹介してきた。

 最終回となる今回は、これらのソリューションに関して、「運用性」「拡張性」「ネットワークの可視化」「既存ネットワークとの親和性」という4つの観点で特徴を比較することで、各ソリューションの特徴を浮き彫りにするとともに、選択する際の判断材料を提供したい。

運用性

 一般的にSDN環境では、運用性も従来の物理ネットワークに比べると簡素化される。それは、従来は関連するネットワーク機器個別に行っていた設定を、コントローラにより一元的に設定可能になるためである。しかし、各ソリューションとも、その運用性にはそれぞれの特徴がある。

(1)NSX - 仮想基盤と統合された運用管理

 NSXの大きな特徴は、vSphere仮想基盤と統合運用することが前提となっている点である。vSphere環境に対してNSXを導入することにより、仮想基盤の管理に利用している「vSphere Web Client」にNSXの管理画面が追加され、vSphere環境向けの論理ネットワークをvSphere Web Client上から統合管理することが可能になる。

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