アマノビジネスソリューションズの「アマノタイムスタンプサービス3161 Type-T」は、文書や画像、音声などの電子データに対して、存在時刻と非改ざん性を証明するタイムスタンプサービスである。電子データがある特定の日時に確実に存在しているという「存在証明」と、その日時以降に改ざんされていないという「非改ざん証明」を担保する仕組みである。
電子データに対して、同社の管理センターから「タイプスタンプトークン」(TST)という電子ファイルを発行する。TSTには、日時の情報に加えて、元の電子データから生成されたハッシュ値、日時を発行したタイムスタンプ局(TSA)の証明書などが含まれる。
電子データから改めて生成したハッシュ値とTSTに含まれているハッシュ値を比較することによって、改ざんの有無を検知できる。こうした仕組みによって存在証明と非改ざん証明を担保する。
タイムスタンプは、国際標準規格(ISO/IEC18014、RFC3161)とJIS規格(JISX5063-1)に準拠。TSA証明書は、認証局(CA)のシステムの信頼性や安全性などに関する内部統制「WebTrust規準」の認定を取得したルートCA(セコムトラストシステムズ)から発行されている。
Type-Tと同様のサービス内容で、仮想専用網(VPN)接続を標準として、毎秒400スタンプの高速発行を可能とした「アマノタイムスタンプサービス3161 Type-S」も提供する。

タイムスタンプを付与する仕組み(アマノビジネスソリューションズ提供)
用途と機能 | 電子データに対して、存在時刻と非改ざん性を証明するタイムスタンプサービス |
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特徴 | 管理センターから「タイプスタンプトークン」(TST)という電子ファイルを発行。電子データから改めて生成したハッシュ値とTSTに含まれているハッシュ値を比較することによって、改ざんの有無を検知できる |
税別価格 | 初期費用:1アカウントあたり6000円、月額利用料:8000円(1000スタンプの利用分を含む)、アカウント管理費用:1アカウントあたり月額500円 |
導入企業 | 国立印刷局、財務省、ジェイティービー、新日鉄住金ソリューションズ、など(Type-Sの導入企業も含む) |