デスクトップ仮想化 横河レンタ・リース

Flex Work Place:端末にデータを残さない「データレスPC」--ファイルサーバ利用

仮想デスクトップ環境を構築するソフトウェアの「Flex Work Place」は、PCのメモリ上に仮想的なRAMディスク環境を作り、ファイルサーバにあるファイルをコピーする。シャットダウンでメモリ上のファイルは消える。

 横河レンタ・リースの「Flex Work Place」は、社内外の場所を問わずにいつでも同じ環境でPCを安全に利用できる仮想デスクトップ環境を構築するソフトウェア。同社はこれを「データレスPC」と呼んでいる。

 データをPCに残さない「Flex Work Place Passage」、ユーザー同士のデータをクラウドで共有する「Flex Work Place Concourse」、PCの環境と利用状況を一括管理する「Flex Work Place Unifier」の3つのコンポーネントで構成する。

 Passageは、PCに専用アプリケーションをインストールするだけで、社外に公開したファイルサーバ上のファイルをローカルにあるものを同じように使えるようにする。PCのメモリ上に仮想的に作成する「RAMディスク」にサーバ上のファイルをコピーすることで、インターネットに常時接続できない環境でも安定して利用できる。

 RAMディスクにコピーしたファイルは、PCをログアウトしたりシャットダウンしたりしたときに消去されるので、端末の紛失や盗難といった場合でもデータの流出や漏えいを防げる。データはすべてファイルサーバ上にあるので、PCのデータをバックアップしたり、PCの交換時にデータを移行したりする必要がない。

 Concourseはクラウド型のファイル共有サービス。社内のユーザーとは専用アプリケーションを使ってファイルを共有し、社外のユーザーにはメールでファイルのダウンロードサイトを通知する。Windows、Android、iOS向けに専用のアプリケーションを提供。アクセスコントロールの設定やフォルダの自動同期ができる。

 Unifierは、PCの利用状況、課題の把握とレポート、アプリケーションのインストールや設定などを一括で行える統合管理ツールである。Windowsに標準装備の「WMI(Windows Management Instrumentation)」経由でクライアントPCの構成情報を自動取得。サーバのデータベースへ格納して、PCの管理台帳を作成する。

 Flex Work Placeは、Windows Server搭載のファイルサーバがあれば、クライアントアプリケーションをインストールするだけで使える。自社のファイルサーバを社外に公開せずに使えるクラウドサービスもある。スマートデバイスなどからウェブべースでファイルにアクセスできる機能をオプションで提供する。

Flex Work Placeの利用イメージ
Flex Work Placeの利用イメージ(横河レンタ・リース提供)
Flex Work Placeの概要
用途と機能社内外の場所を問わずにいつでも同じ環境でPCを安全に利用できる仮想デスクトップ環境を構築するソフトウェア
特徴データをPCに残さないFlex Work Place Passage、ユーザー同士のデータをクラウドで共有するFlex Work Place Concourse、PCの環境と利用状況を一括管理するFlex Work Place Unifierの3つのコンポーネントで構成する。オンプレミス版とクラウド版がある
サーバ環境Windows Server 2008 R2/2012/2012 R2
クライアント環境Windows Vista/7/8/8.1、Android、iOS
税別価格オンプレミス版のベース使用権買取価格が52万円、ユーザーデバイス使用権買取価格は1万8000円、など。クラウド版のユーザー月額使用料が980円(1Gバイトのストレージ)円から
導入企業ネットイヤーグループ、PE-BANK、など

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