三井情報(MKI)の「MKIマネージドWi-Fi」は、月額課金によるクラウド型無線LANサービスである。ユーザー企業にシスコシステムズ製のアクセスポイントを設置するだけで、そのほかのWi-Fi利用に必要な顧客ごとの環境をMKIのデータセンター内に構築。社内の管理者に代わって無線LANを運用保守する。
機器の設定から、アクセスポイントの設置や削除、設定変更などの運用、24時間365日のアクセスポイントの死活監視、ハードウェア保守などを請け負い、顧客企業ごとにウェブポータルを用意する。さらに、アクセスログや認証ログの1年間保管、MACアドレス認証、RADIUSやActive Directoryとの連携認証なども行う。
ウェブポータルでは、自社の無線LAN環境をリアルタイムで監視したり、月次レポートをダウンロードしたりできる。レポートでは、サービスの利用端末一覧、利用端末の環境、サービス全体のデータ通信料と利用時間、アクセスポイント別のデータ通信料と利用時間などを把握できる。
サービスメニューとして、「先出しセンドバック保守、監視運用」と「オンサイト保守、監視運用」を用意する。先出しセンドバック保守、監視運用では、アクセスポイントが故障した場合、MKIが設定済みの機器を送付し、顧客が現地で機器の取り外し、取り付けを作業する。オンサイト保守、監視運用ではMKIの担当者が顧客の立ち会いのもと機器を設置する。オンサイト保守、監視運用には平日9~17時に対応するサービスと、24時間365日対応のサービスがある。

MKIマネージドWi-Fiのメリット(三井情報提供)
用途と機能 | 月額課金によるクラウド型無線LANサービス |
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特徴 | ユーザー企業にシスコシステムズ製アクセスポイントを設置し、そのほかのWi-Fi利用に必要な顧客ごとの環境をMKIのデータセンター内に構築。社内の管理者に代わって無線LANを運用保守する |
税別価格 | アクセスポイント1台あたり、初期費用が3万5000円、月額費用が2500円(先出しセンドバック保守)から、など |
導入企業 | 上尾市教育委員会/上尾市立中央小学校、など |