日本デジタル研究所の「JDL IBEX出納帳net」は、SaaS型の会計ソフトである。現金出納帳や売掛帳などの帳簿作成をはじめ、月次損益計算書や試算表、決算書(法人用)の作成が可能。売上伝票や請求書、入金予定表や支払予定表など、企業経営に必要な伝票や管理資料も作成できる。
入力項目に応じて表示されるガイダンスに従って、「日付」「取引区分」「摘要」「金額」を入力するだけでデータ入力が完了。勘定科目や仕訳のルールに精通していなくても、出納帳を手書きで付ける感覚で経理処理ができる。
帳票作成では、「前月」「前年同月」のデータを利用したり、毎月発生する取引を「定期取引」として登録しておいて一括入力できるようにしたりすることで、入力作業を省力化。金融機関のオンラインサービスを利用して、入出金額や摘要などの取引明細を預金出納帳へ自動転記することもできる。
振替伝票では、給与の支給、手形の割引、固定資産の売却など、法人や個人事業者の経理処理でよく発生する複合仕訳をあらかじめ「定型伝票」として登録。取引内容に応じた定型伝票を呼び出し、金額を入力するだけでデータを作成できる。
部門別損益管理、売上請求管理に対応。組織の形態に応じた管理や共通費の配賦計算、得意先の締日にあわせた請求書発行などが可能。商品別や得意先別、分類別の売上集計表や売上順位表、売上推移表などの売上分析資料も作成できる。
有償オプションとして、JDL IBEX出納帳netに他の会計ソフトのデータをCSV形式で取り込む「JDL IBEX出納帳net CSV入出力」、JDL IBEX出納帳netで記帳した取引から帳表をExcelデータとして出力する「JDL IBEX出納帳net Excel帳表出力」を提供する。

JDL IBEX出納帳netの画面(日本デジタル研究所提供)
用途と機能 | SaaS型の会計ソフト |
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特徴 | 入力項目に応じて表示されるガイダンスに従って、「日付」「取引区分」「摘要」「金額」を入力するだけでデータ入力が完了。勘定科目や仕訳のルールに精通していなくても、出納帳を手書きで付ける感覚で経理処理を行える |
クライアント環境 | Windows Vista(32ビット版)SP2/7/8.1/10 |
税込価格 | 月額380円から |
発表日 | 2010年4月1日 |