ヤマトシステム開発の「名刺de商売繁盛」は、名刺管理と情報共有のSaaSである。それぞれの社員が登録した名刺情報をクラウド上で管理し、全社で共有できるようにする。ユーザー数は無制限、総登録枚数20万枚までで月額3万円で利用できる。
名刺の読み取り方法は2つある。PC向けの専用ソフトウェアを使ってイメージスキャナから画像を読み込む方法と、スマートフォンやタブレット向けに提供しているiOS、Android専用アプリを使ってカメラで撮影する方法だ。いずれも、画像データの中から会社名や住所、電話番号、名前、メールアドレスなどを認識し、文字データに変換した上でクラウド上のデータベースへ登録する機能を備える。1枚あたり40円で名刺情報をデジタル化するサービスも提供している。
登録した情報は、さまざまな切り口で検索できる。会社名や名前、所属、役職などの名刺情報で検索できることに加えて、取引先と全社員との人脈をツリー上に表示し、社内の誰が「どの会社」の「どの部署」の「誰」とつながっているかといった、今まで隠れていた社内の人脈をあぶり出すための機能もある。重複したデータを名寄せする機能も備えている。同一人物の複数名刺を1つにまとめ、最新名刺のみを表示し、古い名刺は履歴として残すことができる。検索した名刺をCSV形式で出力する機能も備える。
スマホやタブレットの専用アプリでは、検索した名刺情報から電話をかけたり、会社の住所に該当する場所の地図を表示したりする機能もある。

名刺検索の画面(ヤマトシステム開発提供)
用途と機能 | 名刺情報を全社で共有、検索できるSaaS |
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特徴 | 名刺の読み取り方法は、イメージスキャナからの画像読み取りと、専用アプリを使ったカメラでの撮影の2つ。さまざまな切り口で名刺情報を検索できる |
税別価格 | 月額3万円でユーザー数は無制限、初期費用は無償 |
導入企業 | 三越伊勢丹ホールディングス、データリンクス、辻・本郷ITコンサルティング |