プライスウォーターハウスクーパース

6割のCEOは技術革新のスピードに懸念--PwC調査

PwC(プライスウォーターハウスクーパース)は1月20日、世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)の開催に合わせて「第18回世界CEO意識調査」の結果を発表した。

 PwC(プライスウォーターハウスクーパース)は1月20日、全世界のCEO(最高経営責任者)に対する意識調査の結果を発表した。2014年10~12月の調査では世界経済の成長が今後12カ月間に改善すると考えるCEOは2013年の調査より減少した一方、自社の売上拡大に対する自信に変化はないという結果が出た。また、デジタル時代への対応に関連して、技術革新のスピードに懸念を感じるCEOの割合が増加した。

世界経済の見通し

 世界経済の成長見通しについての設問では、CEOは1年前ほど事態を楽観視していないという結果になった。2015年に世界経済が改善すると回答した割合は全体の37%となり、2013年の調査の44%から減少。一方、世界経済の成長が鈍化するとみているCEOは17%で、この割合は2013年の調査(7%)の2倍以上となった。44%は、経済状況は概ね横ばいで推移すると予想している。

 この見通しを地域別にみると、大きな差が出ている。最も楽観的にみているのはアジア太平洋で、CEOの45%が世界経済の改善を見込んだ。その次に楽観的なのは中東(44%)と北米(37%)。対照的に中欧と東欧のCEOは、経済の改善を見込む割合がわずか16%だった。インド(59%)、中国(46%)、メキシコ(42%)などの新興国のCEOは、米国(29%)、ドイツ(33%)などの先進国のCEOより経済について楽観的だった。

今後の売り上げの見込み

 世界経済全般は減速すると予測しているにもかかわらず、CEOは自社の見通しには引き続き自信を示しているという結果が出た。

 今後12カ月間に自社の売り上げが拡大する見通しについて、CEOの39%が「非常に自信がある」と回答しており、これは2014年と同じ割合で、2013年の36%をやや上回っている。

 この結果を国別でみるとインドのCEOが最も強い自信を示しており、62%が短期的な成長見通しに「非常に自信がある」と回答した。以下、メキシコ(50%)、米国(46%)、オーストラリア(43%)、英国および南アフリカ(39%)、中国(36%)、ドイツ(35%)、ブラジル(30%)と続く。

 逆に自信を示す割合の低かった国は、フランス(23%)、ベネズエラ(22%)、イタリア(20%)、アルゼンチン(17%)。そして最下位のロシアでは、2015年の売上拡大について「非常に自信がある」と回答したCEOの割合は16%にとどまり、2014年には53%と最も高い割合であったことと比べると大幅な減少となった。

成長にとって重要な市場

 「今後12カ月間で自社の成長にとって最も重要な市場」として挙げられたのは米国で、5年前にこの質問を開始して以来、初めて中国を抑えての首位となった。自社が成長するうえで、本拠地以外で最も重要な3カ国はどこかという質問に対して、米国を挙げたCEOは38%で、中国の34%、ドイツの19%、英国の11%、ブラジルの10%を上回った。

デジタル時代への対応

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