ARROWS Tabは、富士通が1月18日に新たに2シリーズ2機種を発表した、法人向けWindowsタブレットシリーズ。新機種は3月から順次提供を開始する。新たに追加したのは事務作業に適したパフォーマンスと、薄型、軽量を特徴とする12.5型ワイド液晶タブレット「ARROWS Tab R726/M」。
R726/Mは、事務作業に適したパフォーマンスとモビリティを備え、2通りの利用方法を前提にしている。

12.5型ワイド液晶を搭載。マグネットで着脱可能なキーボード装着時も厚さ約14.7mm、重さは約1.25kgに抑えた。暗号化SSDや暗号鍵などを管理するセキュリティチップなど、セキュリティ機能も充実させた。
オプションの拡張クレードルを用いることで、マルチモニタやLANの接続などができ、メインマシンとしても利用できるようにしている。LTE通信が可能な無線WANモデルも提供する。
プリインストールOSは「Windows 10 Pro (64bit)」、その他適用OSはWindows 8.1 Pro (64bit)。CPUはインテル「Core i7-6600U プロセッサ」「インテル Core i5-6300U プロセッサ」「インテル Corei3-6100U プロセッサ」で、いずれもハイパースレッディングに対応している。動作周波数は2.60GHz。
発売したもう1つのモデル「Q736/M」は、13.3型ワイド液晶で、防水、防塵であることが特徴。さまざまな機器を本体と一体化できる構造により、手のひら静脈センサやスマートカードを搭載でき、リモートデータ消去ソフトウェア「CLEARSURE 3G/LTE」と併せて利用することで、強固なセキュリティを実現できるとしている。
防水(IPX5/7/8)、防塵(IP5X)、耐薬品機能も備えており、屋外での作業や病院内などの利用も想定している。
ARROWS Tab R726/Mの価格は14万7300円から、Q736/Mは18万7300円からで、いずれも3月中旬の発売を予定している。