シマンテックの「Symantec Web Security.cloud」は、ウェブ経由のリスクから企業を守り、従業員によるウェブ利用を管理、監視するセキュリティサービスである。ウェブからの脅威が社内ネットワークへ侵入するのを阻止すると同時に、URLフィルタリングポリシーとウェブトラフィック規制によってウェブの不正利用を減らし、企業の帯域幅を保護する。
複数の解析エンジンにより、全てのウェブ要求をリアルタイムにスキャンし、既知のウイルスのほか、新たな脅威やゼロデイ脆弱性を検出。PDFやメディアファイルを含むウェブコンテンツがエンドユーザーに到達する前に悪質なコードを除去する。
ウェブサイト、ウェブサイトのカテゴリ、ファイルのタイプに合わせて詳細なウェブ利用ポリシーの定義と施行ができる。不適切なウェブサイトへのアクセスやメディアファイルのダウンロードを阻止することでエンドユーザーの生産性を高め、コンプライアンスを確実にし、帯域幅を保護する。一部のウェブサイトへのアクセスを特定の時間帯に制限し、インターネットの利用に時間的、量的制限を掛けられる。
オプションの「Web Data Protection」は、ソーシャルメディア、ウェブメール、ファイル共有サイトといった場所でのデータ喪失の脅威を管理するための詳細なポリシーを定義する機能を提供。機密データや個人情報の流出を防ぐ。
さらに、ローミングユーザーやリモートユーザー向けのオプションを追加することで、場所を問わず全てのエンドユーザーに対して一貫したポリシーとセキュリティを提供し、会社のネットワークから離れて作業をする場合でもセキュリティ水準を確保できる。

Symantec Web Security.cloudのサービス概要(シマンテック提供)
用途と機能 | ウェブ経由のリスクから企業を守り、従業員によるウェブ利用を管理、監視するセキュリティサービス |
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特徴 | ウェブからの脅威がネットワークへ侵入するのを阻止すると同時に、URLフィルタリングポリシーとウェブトラフィック規制によってウェブの不正利用を減らし、企業の帯域幅を保護する |
クライアント環境 | Internet Explorer 6.0以上、Firefox 2.0 以上 |
税別価格 | ユーザー数10~49人の場合のユーザー単価は、メールプロテクトが3420円、メールセーフガードが4272円、メール&ウェブプロテクトが4836円、メール&ウェブセーフガードが8076円、ウェブプロテクト&コントロール ウィズ データプロテクションが5568円、ウェブ V2プロテクト&コントロールが4956円、など(いずれも1年契約の価格) |
導入企業 | クレハ、FDK、鈴与、文部科学省科学技術政策研究所、イエローハット、など |