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データ連携の進め方--手法と製品を解説する

「データ連携」をどのように進めるか

 これまで3回にわたって、具体的な例を挙げてさまざまなシチュエーションでデータ連携が必要になることを説明してきました。しかし、データ連携が必要なことはわかっても、どのように実現すればよいのか、あまり知られてはいないのではないでしょうか。今回は、データ連携の実現方法や、連携ソフトウェアとその特徴を紹介したいと思います。

データ連携の手法

 データ連携には大きく分けて2つの方法があります。1つ目は従来のように自社もしくは受託開発でスクラッチからデータ連携部分を開発する方法です。2つ目はデータ連携ソフトウェアを利用する方法です。またデータ連携ソフトウェアを使う場合にもいくつかのパターンがあります。

スクラッチ開発

 まず多くの人が思いつくのは、連携先それぞれのインターフェースに合わせてデータのやり取りをプログラム開発することではないでしょうか。それなりの規模を持った会社であれば、付き合いのあるソフトウェアベンダーもいることでしょう。何かシステム的に必要があればそういったソフトウェアベンダーに発注して連携部分を開発してもらうのが自然な流れかもしれません。

 従来型のソフトウェアベンダーであれば、Javaや.NETなどを使ってウォーターフォール型の開発手法で仕様の策定からプログラミングまでスクラッチで開発をする方法をとることが多いかもしれません。場合によっては、それぞれのソフトウェアベンダーで製品やサービスを持っていて、それをカスタマイズして使うこともあるかもしれません。

 この方法のメリットは、Javaや.NETであればソフトウェアベンダーが抱えている技術者も多いということです。技術者が多ければ、工数の確保も容易になり希望通りのスケジュールで開発をすすめるのも容易になりまし、コストメリットもあるでしょう。

 また、これまでを読んでも分かるとおり、データ連携が必要になる時はたいてい何かのシステム改変が伴います。つまり、メインとなるシステムの導入や改修があり、それに伴ってデータ連携が発生するため、メインの部分と一緒に連携部分の開発も一括で発注し、そのため予算も取りやすいということもあります。

 しかし、このやり方だといくつかのデメリットも見えてきます。まず、メインのシステムの仕様変更が生じた場合、たいてい連携部分にも変更が生じます。そうすると、ある程度メインのシステムの仕様が固まるまでは手を出せません。逆に、連携先のシステムの都合もありますので、開発が始まってから連携先の都合で連携元の仕様も変更しなければならないこともしばしばです。

 また、納品後にちょっとした変更が必要になった場合でも、常にソフトウェアベンダーに改修を依頼しなければならなくなります。そのたびに予算を確保したり、プロジェクトを起こしたりとコストや手間が発生してしまいます。

 また、プロジェクトごとに使用する言語やフレームワークが違っていたり、さらには発注先で担当者が変わってしまったりすると、ほんの少しの改修でも仕様書を理解してコードを最初から読み直さなければならないということになってしまいます。こうしてシステムのスパゲッティ化がどんどん進んでしまうのです。

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