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Dynamics NAV:「Office 365」と密に連携する中小企業向けERP

 日本マイクロソフトの「Microsoft Dynamics NAV」は、中小企業を対象とした統合基幹業務システム(ERP)のパッケージソフトウェアである。財務管理、販売管理、仕入れ管理、倉庫管理、生産管理、サービス管理、リソース管理などの機能を備える。

 同社が2002年に買収したデンマーク企業、Navisionのソフトウェアがベースになっている。オンプレミス版に加えて、パブリッククラウド「Microsoft Azure」を用いたクラウド版も提供する。クラウド型オフィスアプリケーション「Office 365」と密に連携することが大きな特徴となっている。

 Outlookとの連携では、連絡先やタスク、予定表がDynamics NAVと自動的に同期される仕組みだ。例えば、Dynamics NAVのマーケティング機能の連絡先や得意先の画面には「Eメール」のボタンがあり、これをクリックするとOutlookが起動し、宛先が設定された送信画面が表示される。メールのやり取りは、Dynamics NAVの折衝記録に自動的に登録される。連絡先や得意先の画面から「Skype for Business」を起動する機能も備える。

 Dynamics NAVの扱う帳票はWordで設計、変更が可能である。見積書や請求書などの対外文書、伝票や各種管理表などの社内書類を、IT部門の手を借りることなくユーザー部門でメンテナンスできるようになる。

 作成した見積書や受注伝票、請求書などの書類は、「SharePoint Online」に直接格納できる。これによって、Dynamics NAVで作成した書類に対して、SharePointのワークフロー機能やバージョン管理(履歴管理)機能を適用できるようになる。

 Dynamics NAVの画面や帳票はExcel形式で出力が可能。Excelアドインを使うと、「Reflesh」ボタンをクリックするだけで自動的に最新データをExcelファイルとしてデータベースに登録できる。

Microsoft Dynamics NAVの概要
用途と機能中小企業向けのERP
特徴財務管理、販売管理、仕入れ管理、倉庫管理、生産管理、サービス管理、リソース管理などの機能を搭載。Office 365に含まれるOutlookやShare Point、Word、Excelとシームレスに連携する
導入企業 日本パルスモーター、Asahi Kasei Fibers Italia、Kureha America、など

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