DataSpider Servistaのポイント
- データの入出力や変換、加工に必要な処理もドラッグ&ドロップで操作
- 各種のプロトコルやファイル形式などさまざまな接続先に応じたアダプタが用意
- 入力、変換、出力は分割され、それぞれ実行するPSPを実装
DataSpider Servistaの製品解説
セゾン情報システムズの「DataSpider Servista」は企業アプリケーション統合(EAI)ソフトウェア。異なるシステムのさまざまなデータやアプリケーションをさまざまなアダプタを使ってつなぐ。システムごとのデータ連携作業も専門的な技術や知識は必要なく、ドラッグ&ドロップで各システムを連携可能。
データ連携フローの作成にGUIを採用。データの入出力に加えて、変換や加工に必要な処理もアイコンのドラッグ&ドロップで操作できる。
「固定長の受注ファイル→製品マスターと照合→SQL Serverに格納→完了報告をメール送信」という処理フローなら、Javaで開発すると約1万4000ステップになるが、DataSpider ServistaのGUIで設定すれば、13個のアイコンを並べてつなぐだけで済むと説明する。
オンプレミスとオフプレミス、それぞれのアプリケーションやデータベースに加えて、各種のプロトコルやファイル形式などさまざまな接続先に応じたアダプタが用意されている。
例えば、Salesforce.comと既存のシステムを接続させる場合、プログラムで書くと複雑な工程を重ねた上にSalesforce特有のルールに従った開発が必要になる。DataSpider Servistaの接続アダプタを活用すれば、接続情報とデータ取得処理を設定するだけで済むとしている。
データの入力、変換、出力の工程を分割し、それぞれ実行するパラレルストリーミング処理(PSP)を実装している。GUIで設定されたスクリプトはJavaプログラムに自動変換して実行するため、Javaプログラムと同等のパフォーマンスを狙える。
豊富なアダプタをまとめた「アドバンス」と汎用的なアダプタをまとめた「ベーシック」の2製品がある。アダプタの種類は異なる。用途に応じてオプションでアダプタを選択できる。
データベース | Microsoft Access、IBM DB2、DB2 for i、MySQL、Oracle Database、PostgreSQL、Microsoft SQL Server、JDBC、ODBC、NeoCore XMS、Shunsaku、FileMaker Pro、HiRDB、Infomix Workgroup Edition |
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ファイル | 「Hadoop Distributed File System(HDFS)、CSV、Microsoft Excel、HTML、XML、固定長、可変長、ファイル操作、ファイルシステム(Base64) |
アプリケーション | HULFT、DataSpider BPM、SAP R/3、SAP BCアダプタ、SAPテーブルクエリアダプタ、Microsoft Dynamics AX、勘定奉行V ERP、商蔵奉行V ERP、SVF、Sedue、List Creator、Xuras inicio、IBM Domino、IBM Notes、メインフレーム |
ネットワーク | FTP、JMS、Web、Webサービス、POP3、IMAP4、SMTP、Active、Directory、REST |
BI/DWH | Dr.Sum、Tableau、IBM PureData System for Analytics、Vertica、Greenplum Database、高速機関、Teradata、SAP HANA |
クラウド | Amazon Web Services、Cloudn、G Suite、Microsoft Azure、ニフティクラウド、Salesforce、Google App Engineデータストア、kintone |
MA | HubSpot、Oracle Eloqua |
用途と機能 | EAIソフト |
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特徴 | データの入出力や変換、加工に必要な処理もドラッグ&ドロップで操作。アプリケーションやデータベース、各種のプロトコルやファイル形式などさまざまな接続先に応じたアダプタを用意。GUIで設定されたスクリプトはJavaプログラムに自動変換して実行 |
税別料金 | アドバンス:550万円~、ベーシック:300万円~ |
導入企業 | 日立造船、日産化学、メディカル・データ・ビジョンなど |