ネオジャパンの「desknet's NEO」は、組織内の情報共有とコミュニケーションの改善に役立つさまざまな機能を備える純国産のグループウェアである。PCやスマートフォン、タブレットから利用できる。
PCとタブレット向けに、新着情報やコンテンツ、リンクといった必要な情報を集約し、カスタマイズできるポータルをはじめ、スケジュール、ワークフロー、メール、設備予約、安否確認、文書管理、プロジェクト管理、電子会議室、アンケート、ToDo、議事録など、25種類の機能を用意。スマートフォンでは、スケジュール、ワークフロー、メールなど、14種類の機能をサポートする。
管理者向けには、人事異動にともなうエンドユーザー情報やアクセス権の設定変更を支援する機能などを搭載する。オンプレミスで運用するパッケージ版とクラウド版がある。
パッケージ版は、データ管理に「PostgreSQL」「Microsoft SQL Server」「Oracle Database」などのデータベースを利用可能。クラスタリングや負荷分散といったシステム構成にも対応する。
クラウド版は、「Amazon Web Services(AWS)」と「ビットアイルクラウド」のクラウド基盤上からサービスを提供する。SSLによる暗号化や接続元IPアドレスによるアクセス制限などのセキュリティ機能を標準で備える。
2015年6月に発表した「desknet's NEO V3.0」では、メール機能のプロトコルが従来のPOPに加えて、IMAPに対応したほか、交通費精算などの機能を追加。ジョルダンの「乗換案内Biz」との連携でスケジュールの登録と同時に訪問先までの交通経路を検索、交通費や経費を蓄積して精算、申請できるようにした。さらに、動画の配信機能と画像の編集ツールを搭載。画像をグループウェアにアップロードし、その場で編集、加工して文書に貼り付けられるようになった。

desknet's NEOの画面(ネオジャパン提供)
用途と機能 | 業務効率の改善に役立つ多機能グループウェア |
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特徴 | スケジュール管理や会議室予約、メールといった基本的な機能をはじめ、ポータルや安否確認など25種類の機能を搭載。PC、スマートフォン、タブレットから利用できる。パッケージ版とクラウド版がある |
クライアント環境 | Windows、Mac OS X、iOS、Android |
サーバ環境 | Windows Server 2003/2008/2012、RedHat Enterprise Linux 6、CentOS 6.2/6.3/6.6 |
税別価格 | クラウド版:ユーザーあたり月額400円から 大規模パッケージ版:本体ライセンスが100ユーザーで41万円、年間サポートサービスが200ユーザーで9万円など 小規模パッケージ版:本体ライセンスが5ユーザーで3万9800円、年間サポートサービスが5~15ユーザーで1万円など |
発表日 | desknet's NEO V3.0が2015年6月10日 |
導入企業 | アサヒコーポレーション、三幸製菓、ルミカ、霧島酒造、大成建設、など |