デルの「Dell SonicWALL」は、ファイアウォール、モバイルアクセス、メールセキュリティ、管理とレポート機能の4つに分かれたネットワークセキュリティ製品だ。同社は2012年にネットワークセキュリティベンダーのSonicWALLを買収した。
ファイアウォール製品はファイアウォールのほかに仮想私設網(VPN)、ウイルス対策、スパイウェア対策、不正侵入検知システム(IDS)と不正侵入防御システム(IPS)、コンテンツフィルタリング、アプリケーションレベルの可視化とコントロールなどの機能を統合したセキュリティアプライアンス。大規模データセンターやキャリア向けの「SuperMassive E10000 Series」、支店や学校の構内に最適化された「NSA Series」、小規模店舗などに向く「TZ Series」、ワイヤレスセキュリティの「SonicPoint Series」などがある。
モバイルアクセス製品には、モバイルとリモートのアクセス制御機能を包括的に提供する「SMA Series」、小規模と中規模の組織向けの「SRA Series」、モバイルセキュリティの脅威をブロックする「Mobile Connect」がある。
メールセキュリティ製品は、送受信のメールを保護する「Email Security Appliances」、仮想アプライアンスの「Email Security Virtual Appliance」、ゲートウェイで受信したジャンクメールを除去する「Comprehensive Anti-Spam Service(CASS)」がある。
Dell SonicWALLの製品は、用途や業界、企業規模などに応じて、さまざまな組み合わせで導入することもできる。

Dell SonicWALL SuperMassive 9000 Seriesの外観(デル提供)
用途と機能 | ネットワークセキュリティ製品群 |
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特徴 | 外部からの侵入などを食い止めるためのファイアウォール、モバイルアクセス、メールセキュリティ、管理とレポート機能の4つのタイプの製品がある |
導入企業 | 倉敷芸術科学大学、セダービル大学、など |