リバーベッドテクノロジーの「Riverbed SteelHead」は、WAN経由で実行するアプリケーションやファイル共有を高速化する。WANでつないだ拠点間のコラボレーションの強化のほか、WAN帯域幅の最適化、サーバ統合やクラウド活用の推進、バックアップやレプリケーションの時間短縮などに効果を発揮する。
データセンターや拠点に設置したSteelHeadでデータをキャッシュし、差分データだけを送信する重複排除でWANを経由するデータ量を減らし、従来より短い時間でファイルやデータを転送できる。バイト単位でキャッシュすることで、集約率と重複データのヒット率を向上。ファイルの一部を修正した場合には、変更部分だけキャッシュし直すので、更新頻度が高いファイルを扱う場合でも高速化できる。
ファイル共有、メール、FTP、HTTP、HTTPSなどさまざまなTCPトラフィックについて通信量を最小化し、消費する帯域幅を低減することでスループットを向上。通信高速化に加えて、最低帯域の確保、帯域幅と遅延に優先順位を付けることでサービス品質制御(QoS)を実現する。
製品ラインアップとして、最適化容量と最適化TCP接続数がそれぞれ異なる、小規模オフィス用モデル、中規模オフィス用モデル、大規模オフィス用モデル/データセンター向けモデルなどを用意。クライアントやサーバ、アプリケーション、ネットワークなどを変更することなく導入できる。

SteelHeadの外観(リバーベッド提供)
用途と機能 | WAN経由で実行するアプリケーションやファイル共有を高速化するソリューション |
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特徴 | データセンターや拠点に設置したSteelHeadでデータをキャッシュし、差分データだけを送信する重複排除でWANを経由するデータ量を減らし、従来より短い時間でファイルやデータを転送できるようにする。 |
税別価格 | 要問い合わせ |
導入企業 | センコー、ダイキン工業、ティラド、東洋機械金属、富士通エフ・アイ・ピー、東京マリン、日本ビジネスコンピューターなど |