ロードバランサ A10ネットワークス株式会社

A10 Thunder ADC:負荷分散などの機能を統合、SSLを専用ASICで処理

ロードバランサの「Thunder ADC」は、負荷分散のほかにコンテンツの圧縮機能などを統合している。SSLの暗号化と復号化を専用ASICで処理する「SSLアクセラレーション」なども搭載している。

 A10ネットワークスの「Thunder ADC」は、Application Delivery Controller(ADC)アプライアンス製品。ADCは、ウェブアプリケーションが稼働するシステムでアプリケーションのレスポンスを高速化する機能。“レイヤ4-7スイッチ”とも呼ばれている。

 Thunder ADCは、具体的に複数のサーバ間でのロードバランシング(負荷分散)機能、送受信されるコンテンツの圧縮機能、暗号化などの定型処理を肩代わりしてサーバの負荷を軽減する機能、サーバへの攻撃を遮断するファイアウォール機能、アクセスしてきたクライアント端末の種類(HTTPヘッダ)ごとにサーバを振り分ける機能などを統合している。

 ウェブアプリケーションの応答の高速化するために、サーバ間のロードバランシングに加えて、SSLの暗号化と復号化を専用の特定用途向け集積回路(ASIC)で処理する「SSLアクセラレーション」、物理的な場所やサイトの稼働状況などを総合的に判断してエンドユーザーを最適なサイトに振り分ける「グローバルサーバロードバランシング(GSLB)」などの機能を搭載する。GSLBは、地域情報データベースに基づく特定地域からのアクセス制御、サイト死活監視によるサイト間の障害切り替えなどの機能も備える。

 1台のThunder ADCを仮想的に複数のパーティションに分割して複数のADCとして稼働させることも可能。それぞれのテナントの設定と管理は別々の組織で担うこともできる。これによって、マルチテナント環境を提供するデータセンターなどでは、今までサービスごとに用意していたADC関連機能を1台に集約できるようになる。

 Thunder ADCが提供する機能は専用のアプライアンス製品として提供するほかに、同社が提供する仮想化環境のアプライアンス製品である「Thunder HVA」や「vThunder」に搭載することも可能である。

ハイエンドモデルのThunder 6630
ハイエンドモデルのThunder 6630(A10提供)
Thunder ADCの概要
用途と機能 ADCアプライアンス
特徴 1台のThunder ADCを仮想的に分割して複数のADCとして稼働させることが可能
税別価格 ミドルレンジモデルの「Thunder 4430」(AC電源モデル):1055万9000円~
導入企業 KDDI、寺岡精工、ケーブルネット鈴鹿

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