Amazon DynamoDBのポイント
- アクセスが急増してもデータベースの設計を見直す必要がない
- ドキュメントとキー値のストアモデルの両方をサポート
- 専用のインメモリキャッシュで応答時間をミリ秒からマイクロ秒に短縮可能
Amazon DynamoDBの製品解説
アマゾン ウェブ サービス ジャパンの「Amazon DynamoDB」は、分散型キーバリューストア(KVS)のデータベース。従来のリレーショナルデータベース(RDB)とは異なる「NoSQL」に含まれる。データベースの管理に必要な作業の多くを自動化する「フルマネージド」のサービスである。
ハードウェアのプロビジョニング、設定と構成、レプリケーション、ソフトウェアパッチの適用、クラスタスケーリングなどの作業が自動化される。テーブルサイズを拡大したりスループットを増したりすると、データのパーティション化や追加サーバ容量のプロビジョニングが自動的に実行される仕組みだ。
アクセスが急増してもデータベースの設計を見直す必要がない。テーブルの作成、リソース利用率の確認などはAWSの管理コンソールから実行する。
ドキュメントとキー値のストアモデルの両方をサポートしている。モバイルやウェブ、ゲーム、広告、IoTなどの用途に適していると説明。専用のインメモリキャッシュ「DynamoDB Accelerator(DAX)」は、1秒あたり数百万のリクエストがある場合でも、応答時間をミリ秒からマイクロ秒に短縮できる。
あらゆる規模のすべてのアプリケーションで安定した高速パフォーマンスを実現。自動パーティション化とソリッドステートドライブ(SSD)を使用してスループット要件を満たし、すべてのスケールで低レイテンシを提供する。
テーブルが消費するディスク容量の1Gバイトあたりの時間料金が課金される。また、書き込みと読み込みでも課金される。
書き込みキャパシティユニット(WCU)は、1秒あたり最大1回書き込め、1WCUあたり最低0.47ドル。1カ月あたり最大250万回の読み込みが可能。読み込みキャパシティユニット(RCU)は1秒あたり最大2回読み込め、1RCUあたり最低0.09ドル。1カ月あたり最大520万回の書き込みが可能。
用途と機能 | フルマネージドの分散型KVS |
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特徴 | ハードウェアのプロビジョニング、設定と構成、レプリケーション、ソフトウェアパッチの適用、クラスタスケーリングなどの作業が自動化。ドキュメントとキー値のストアモデルの両方をサポート。 |