ハッカーたちは企業から何をどのような手口で盗もうとしているのだろうか。その答えは、企業が持っているデータの種類によって異なり、事業を主にオンラインで行っているか、対面で行っているかによっても変わる。
Alert Logicはセキュリティ調査レポート「2015 Cloud Security Report 」のなかで、サイバー攻撃者は対象とする業種に合わせて戦略を変えているとした。オンライン小売り業や金融サービス企業は、外部向けに運用しているウェブアプリケーションが攻撃に遭いやすく、顧客のクレジットカード情報が狙われる。一方、オンラインプレゼンスが限定的な石油会社やメーカーは、その企業固有のデータを狙う古典的なハッキング攻撃に対抗することになる。
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