MobileIronのポイント
- モバイル端末と社内システムのトラフィックを管理
- 企業向けアプリストアやVPN接続、安全なモバイルブラウザなど
- 特定のクラウドサービスに安全に接続、Windows 10も効果的に管理
MobileIronの製品解説
モバイルアイアン・ジャパンの「MobileIron」は、モバイル端末管理(MDM)に加えてモバイルアプリケーション管理(MAM)、モバイルコンテンツ管理(MCM)機能を含む包括的なセキュリティとエンタープライズモビリティ管理(EMM)ツール。IT管理者は、デバイスやそのアプリケーションのライフサイクルを登録から廃棄まで管理するモバイル管理インフラを実現できる。
オンプレミスに導入する「MobileIron Core」とクラウドで活用する「MobileIron Cloud」の2形態がある。それぞれSilver、Gold、Platinumに分かれて、利用できる機能が異なる。
iOSやAndroid、macOS、Windowsの各端末を集中管理コンソールで管理する。主要コンポーネントであるゲートウェイ「Sentry」がモバイル端末と社内システムの間のデータやトラフィックを管理、リアルタイムにセキュアトンネリングとアクセス制御の機能を提供する。
「Apps@Work」はエンドユーザーに配付する社内アプリやサードパーティーのアプリを管理する企業向けアプリストア。コンテナ技術を応用した「AppConnect」は特定アプリからVPNで接続できる。「Email+」はiOS/Android向けのセキュアなメールアプリ。
「Docs@Work」はさまざまなメールやコンテンツ管理システム上のドキュメントへのアクセス、共有、表示が可能。「Web@Work」は、エンドユーザーが社内のウェブリソースにアクセスするためのモバイルブラウザ。「Help@Work」は、エンドユーザーとヘルプデスク担当者で画面を共有して、トラブルシューティングを効率化させる。
「MobileIron Access」は、Office 365やG Suite、Salesforce、Boxなどのクラウドサービスに安全にアクセスするための機能。信頼されたエンドユーザーにのみ、信頼された端末で、信頼されたアプリからビジネスデータへの接続を許可することで、情報セキュリティリスクを軽減してくれる。安全でないデバイスや不正なアプリ、またはブラウザからの企業向けクラウドサービスへのアクセスを防止できる。
「MobileIron Bridge」は、1つのコンソールと通信チャネルでWindows 10を搭載するPCを管理するツール。MDMのプロトコルでWindows 10のレガシーな部分にも情報を送信可能。レジストリを編集、管理したり、PCに接続されているハードウェアを判定したり、インストールされているソフトウェアを可視化したり、ファイルシステムを可視化したりなどが可能となっている。
用途と機能 | Windows 10搭載PCも管理できるEMMツール |
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特徴 | Silver、Gold、Platinumに分かれて、利用できる機能が異なる。信頼されたエンドユーザーにのみ、信頼された端末で、信頼されたアプリからビジネスデータへの接続を許可。MDMのプロトコルでWindows 10のレガシーな部分にも情報を送信可能 |