ロードバランサ F5 ネットワークスジャパン

BIG-IP:独自のOSや言語でアプリケーションの配信を制御する負荷分散装置

負荷分散装置の「BIG-IP」は、アプリケーションデリバリコントローラ(ADC)機能を提供するアプライアンス。独自のOSやスクリプト言語を搭載する。

 ファミリは、負荷分散(ロードバランシング)機能を中核にしたアプライアンス。アプリケーションの機能や性能を制御するというコンセプトに注目して“アプリケーションデリバリコントローラ(ADC)”と呼ばれることがある。ウェブアプリケーションのレスポンスを高速化する技術で、「レイヤ4-7スイッチ」とも呼ばれている。

 具体的には、複数のサーバ間で負荷分散するロードバランシング機能、送受信されるコンテンツの圧縮機能、暗号化などの定型処理を肩代わりしてサーバの負荷を軽減する機能、サーバへの攻撃を遮断するファイアウォール機能、アクセスしてきたクライアント端末の種類をHTTPヘッダごとにサーバへ振り分ける機能――などを統合した製品である。

 BIG-IPは、専用設計のハードウェアに独自OS「TMOS(Traffic Management Operationg System)」を実装。TMOSに対応している各種機能をモジュールとして、個別にプラグインできる仕組みとなっている。

 管理GUIコンソールから、BIG-IPの稼働状態の監視や、対象のサーバの稼働状況などが容易に把握できる。そのほか、ネットワークやサーバ管理で頻繁にチェックする情報が一覧表示される。

 さらに、標準搭載している独自のスクリプト言語「iRules」を利用すれば、システムの状況に応じて柔軟な振り分けルールを記述できる。例えば、セキュリティを強化するためにサーバのリソースをクローキングさせたり、クッキー情報を暗号化したりするなど、固有のニーズに対応できる。BIG-IPのユーザーとエンジニアの約14万人が参加するコミュニティーサイト「DevCentral」では、無償で利用できるテンプレートやスクリプトが公開されている。

BIG-IP 4000
ミッドレンジモデルの「BIG-IP 4000」(F5ネットワークスジャパン提供)
BIG-IPファミリの概要
用途と機能アプリケーションデリバリコントローラ(ADC)機能を提供するアプライアンス
特徴ロードバランシング機能、コンテンツの圧縮機能、サーバ負荷の軽減機能、ファイアウォール機能などを備える。独自のスクリプト言語「iRules」を搭載
税別価格エントリモデルのBIG-IP 800:138万円から
導入企業テプコシステムズ、Teck Resources

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