Imperva Incapsulaのポイント
- 動的に学習して自動化されたボットからのアクセスをブロック
- SSLトラフィック検査でデータレートの小さい攻撃にも対応
- SSLで暗号化されたウェブサイトへの攻撃を検知、防御
Imperva Incapsulaの製品解説
Imperva Japanの「Imperva Incapsula」は、ウェブサイトをトータルで保護できるクラウド型のセキュリティサービス。ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)、分散型サービス妨害攻撃(DDoS)対策、コンテンツ配信網(CDN)などの機能を利用できる。初期費用は無料。DNSを変更するだけで導入できる。
SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)、リモートファイルインクルード(RFI)など、国際的なオープンソースソフトウェアコミュニティーであるOWASPの上位10種の脅威、カスタムルール、SSL対応などのWAFが提供される。バックドアプロテクションや二段階認証、広域負荷分散などの機能を利用できる。
独自の検知技術で悪意のあるボットを自動的にブロックする。攻撃文字列やパラメータ値、エンコーディングなど、統計的に攻撃を示す疑わしい属性を動的に学習して、ボット検知エンジンが自動化された脅威を検出する。
DDoS攻撃対策については、常に5Tbpsを超える帯域を保有しており、10秒以内にDDoS攻撃緩和SLAを提供することで脅威から保護する。基本プランのDDoS攻撃対策は1Gbpsだが、オプションで無制限にすることも可能だ。
SSLトラフィックを検査することでデータレートの小さい攻撃やアプリケーションへの侵入も検知すると説明。ウェブコンテンツをキャッシュして、攻撃下でもウェブサイトの性能を落とさない。
SSLで暗号化されたウェブサイトへの攻撃を検知、防御する機能も備える。ウェブ来訪者がSSLを使用して通信していることを検知すると、IncapsulaのSSL証明書によって来訪者との間の通信をSSL化し、一度SSL通信を解除してスキャンしてから、再度SSL化して保護対象のウェブサイトと通信する。
用途と機能 | ウェブサイトをトータルに保護できるクラウド型セキュリティサービス |
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特徴 | SQLインジェクションやXSS、RFIなどの脅威にWAFで対応。統計的に攻撃を示す疑わしい属性を動的に学習して、ボット検知エンジンが自動化された脅威を検出。来訪者との間の通信をSSL化し、一度SSL通信を解除してスキャンしてから、再度SSL化して保護対象のウェブサイトと通信 |