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IBM Bluemix:多言語ランタイムと各種サービスを提供するPaaS

Cloud FoundryベースのPaaS「IBM Bluemix」は、多種多様なフレームワークやランタイムを利用できる。データ管理やモバイル、ビッグデータなど各種領域のサービスが提供されている。

 「IBM Bluemix」は、アプリケーションを作成、デプロイ、実行、管理するためのPaaS。Bluemixが提供するランタイムを選んでアプリケーションを開発し、必要に応じサービスを選んで機能を拡張する。

  インフラには、IaaS「IBM SoftLayer」を使用。PaaSのレイヤは、オープンソースソフトウェア(OSS)の「Cloud Foundry」をベースにしており、Node.js、PHP、Python、Rubyなどのフレームワークやランタイム、各種サービス、DevOpsツールなどを利用できる。独自のランタイムをインストールすることも可能。

 OSレベルでハードウェアを抽象化する「Docker」コンテナを利用したり、クラウド基盤ソフトウェアである「OpenStack」の仮想マシンを作成したりすることができる。

 Bluemixで提供されるサービスは、2015年9月時点で約140種類。データ管理、モバイル、ビッグデータ、ウェブ&アプリケーション、セキュリティ、ビジネスアナリティクスのほか、人工知能やIoT(Internet of Things:モノのインターネット)のサービスを用意する。

 Bluemixのダッシュボードには、アプリケーションやサービスを作成、表示、管理したり、アプリケーションのリソース使用量をモニターしたりする機能が備わっている。組織やアクセス権などを管理することもできる。

 IBMは2014年12月、Bluemixをシングルテナント環境で提供する「Bluemix Dedicated」をリリース。高いセキュリティを実現することで、各種規制やコンプライアンスに対応しやすくした。さらに2015年2月には「Bluemix Local」を発表。パブリッククラウドやプライベートクラウド、オンプレミスのデータセンターをまたがって動作するアプリを開発できるようになった。

 IBMは、Bluemixを基盤にしたAPIエコノミー(API経済圏)の形成、拡大を見据えている。API経済圏とは、各企業や組織が持つノウハウやサービスをAPIとして公開し、流通させるという考え方だ。同社はその一環として10月に、日本情報通信(NI+C)とともに「地方銀行向けBluemixコンソーシアム」を設立。会員向けに「アプリ開発、実行環境提供サービス」と「SoEアプリコンソーシアム運営サービス」を提供する。

IBM Bluemix
IBM Bluemixの画面(IBM提供)
IBM Bluemixの概要
用途と機能アプリケーションを作成、デプロイ、実行、管理するためのPaaS
特徴インフラは「IBM SoftLayer」。PaaSのレイヤは「Cloud Foundry」がベース。Node.js、PHP、Python、Rubyなどのフレームワークやランタイム、各種サービス、DevOpsツールなどを利用できる
税別価格従量課金モデルとサブスクリプションモデルを用意する。要問い合わせ
発表日2014年2月(ベータ開始)
現行版の提供開始日2014年6月(正式公開)
導入企業HEATEC、など

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