アプリケーション仮想化 VMware

VMware ThinApp:カプセル化してOSへの依存性を切り離すアプリ仮想化ソフト

アプリケーション仮想化ソフトウェアの「VMware ThinApp」は、アプリケーションをカプセル化することでOSへの依存性やアプリ間の競合を排除する。それにより、アプリの展開と管理を効率化する。

 ヴイエムウェアの「VMware ThinApp」は、アプリケーションをカプセル化することでOSへの依存性を切り離すアプリケーション仮想化ソフトウェアである。基盤となるOSからアプリケーションを分離すると同時に、アプリケーション間の競合を排除し、展開と管理を効率化できる。

 ThinAppは、32ビットまたは64ビットのアプリケーションとレジストリ情報、システムファイルなどを1つの実行形式ファイル(exe)にカプセル化する。カプセル化したアプリケーションは、OSから分離した仮想アプリケーションとして独立して動作する。

 Windows XPなど旧バージョンのWindowsで動作するレガシーアプリケーションを、Windows 7やWindows 8の環境に再コーディング、再テスト、再認証なしで移行できる。また、アプリケーション間の競合を排除するので、1台のPC上で異なるバージョンのOfficeアプリケーションを共存させることなどが可能になる。

 ThinAppの仮想アプリケーションはWindowsのユーザー権限で動作するため、アプリケーションで割り当てられた権限を、実際のファイルシステムやレジストリ、ネットワークデバイスに付与できない。そのため、予期しないセキュリティポリシー違反や、デバイスドライバによる脆弱性、システムクラッシュの発生を防げる。

 ソフトウェアやデバイスドライバのインストールが不要なので、アプリケーションをUSBメモリなどのストレージデバイスに保存しておけば、さまざまなPCで直接実行できるようになる。ThinAppのパッケージを機能制限したPCに展開すれば、セキュリティレベルを維持したままアプリケーションを実行できる。

VMware ThinApp
VMware ThinAppによる仮想化の概念(ネットワールド提供)
VMware ThinAppの概要
用途と機能アプリケーションをカプセル化することでOSへの依存性を切り離すアプリケーション仮想化ソフト
特徴アプリケーションとレジストリ情報、システムファイルなどを1つのexeファイルにカプセル化する。カプセル化したアプリケーションは、OSから分離して独立して動作する
税別価格要問い合わせ。単体製品として販売するほか、Horizon Suite、Horizon View、Horizon Mirage、Horizon Workspaceの各製品にバンドルして販売
導入企業中京銀行、JFE商事、双日、双日マシナリー、水登社、サッポログループマネジメント、九州通信ネットワーク、メタルワン鋼管、NTTネオメイト、など

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