Tableauのポイント
- ドラッグ&ドロップでノンプログラミングでデータを分析、可視化
- 独自開発技術をベースにGUIでデータベースクエリに自動変換
- プレパレーションツールも用意
Tableauの製品解説
Tableau Japanの「Tableau」は、スプレッドシートやデータベース、Apache Hadoop、クラウド上のデータを分析、可視化して、分析結果を共有できるビジネスインテリジェンス(BI)ツール群。
ドラッグ&ドロップの操作だけでノンプログラミングでデータを分析、可視化できる。複数の分析結果をまとめたダッシュボードを作成してウェブに公開し、ブラウザやモバイル端末から閲覧できる。独自開発のクエリ技術「VizQL」を装備。GUIでの操作をデータベースクエリに自動変換し、その応答を最適な表示形式で可視化する。
データソースに直接接続して分析するほか、Tableauのデータエンジンにデータを抽出して分析したり、複数のデータソースに接続してブレンド(結合)したりできる。ネイティブ接続が可能なデータソースとして、Amazon RedshiftやCloudera Impala、Apache Hive、Googleアナリティクス、Oracle Database、Microsoft SQL Server、Salesforce.com、SAP HANA、MySQL、PostgreSQL、Excelなど40種類以上をサポートする
データを分析、可視化してダッシュボードを作成する「Tableau Desktop」、ダッシュボードを共有する「Tableau Server」と「Tableau Online」がある。Tableau Serverはオンプレミス環境で情報を共有する際に使用する。Tableau OnlineはTableau ServerのSaaS版。
Tableau ServerとTableau Onlineを使えば、ダッシュボードを共有し、ブラウザやモバイル端末で参照できる。モバイル端末向けには、ダッシュボードの表示を自動的に最適化する。ダッシュボードでは、データを閲覧する以外に、フィルタリングやドリルダウンをしたり、コメントを付加して共有したりできる。
プレパレーションツールとして「Tableau Prep」も用意されている。データを結合したり、分析に適した形式に変換したりクリーニングできたりする。行レベルのデータ、各列のプロファイル、準備の全体プロセスを3つのビューで表示、作業の内容に応じてビューを選択して操作できる。
価格体系は1年ごとのサブスクリプションモデル。オンプレミスで稼働させるTableau ServerとTableau Onlineに分けられる(価格は1ユーザーあたり)。
「Creator」はTableau DesktopとTableau Prepが利用できて10万2000円。セルフサービス分析できる「Explorer」は5万1000円。ダッシュボードを参照できる「Viewer」は1万800円で最低購入数が100となっている。Tableau Serverはパブリッククラウドで稼働させることもできる。Tableau Onlineは、Creatorが10万2000円、Explorerが6万円、Viewerが2万2000円。
用途と機能 | スプレッドシートやデータベース、クラウド上のデータを分析、可視化して、分析結果を共有できるBIツール |
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特徴 | 分析結果をまとめたダッシュボードを作成してウェブに公開し、ブラウザやモバイル端末から閲覧。データソースに直接接続して分析するほか、Tableauのデータエンジンにデータを抽出して分析したり、複数のデータソースに接続してブレンド(結合)したりできる |
税別価格 | (1年ごとの1ユーザーあたりのサブスクリプション) Tableau Server Creator:10万2000円、Explorer:5万1000円、Viewer:1万800円 Tableau Online Creator:10万2000円、Explorer:6万円、Viewer:2万2000円 |