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EMC Isilon:コントローラのボトルネックを解消するスケールアウト型NAS

 EMCジャパンの「EMC Isilon」は、スケールアウト型のネットワーク接続ストレージ(NAS)である。

 従来からあるスケールアップ型のNASは、ストレージ装置の筐体内にディスクドライブを増設することで容量を拡張する仕組みである。1台のコントローラの配下にあるディスクドライブが増えるので、コントローラ部分がボトルネックになる。

 これに対してEMC Isilonは、複数台のストレージ装置を連携させて論理的な1つのクラスタシステムとして稼働する。記憶容量を増やす場合は、コントローラを内蔵したストレージ装置単位で増設することになるので、ボトルネックは生じないという利点がある。

 EMC Isilonは、「OneSF」というストレージOSを搭載し、ファイルシステムやボリューム管理、データ保護といった基本機能を備えている。NFS、SMB、HTTP、FTP、OpenStack、HDFSなどのファイルシステムとプロトコルに対応する。

 ストレージ装置あたりの容量が7.2T~28.8Tバイト(クラスタあたりの容量は16.2T~4.15Pバイト)の「EMC Isilon Sシリーズ」、12T~144Tバイト(同18T~20.7Pバイト)の「EMC Isilon Xシリーズ」、36T~210Tバイト(同108T~30.2Pバイト)の「EMC Isilon NLシリーズ」、354Tバイト(同1.06P~50.9Pバイト)の「EMC Isilon HDシリーズ」の4シリーズがある。

 このほか、既存のIsilonのクラスタに増設して、パフォーマンスを向上させる「EMC Isilon Aシリーズ」を提供。これは、16Gバイトまたは256Gバイトのメモリを搭載する機器で、クラスタに対するキャッシュメモリの役割を担う。

Isilon HD400//m20
最上位機の「Isilon HD400」(EMCジャパン提供)
EMC Isilonの概要
用途と機能エンタープライズ向けのスケールアウト型NAS
特徴16.2Tバイトから50.9Pバイトのストレージクラスタを構成可能
導入企業Core DataCloud、Jaguar Land Rover、ユタ大学科学コンピューティング&イメージング(SCI)研究所

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