Trend Micro Deep Securityのポイント
- ウイルス対策やIDS/IPS、レピュテーション、FWなどを搭載
- 脆弱性には仮想パッチを適用、サンドボックスと連携して標的型攻撃に対応
- 各OSのインストールするエージェント型と仮想アプライアンス型を用意
Trend Micro Deep Securityの製品解説
トレンドマイクロの「Trend Micro Deep Security」は、パフォーマンスを損なわずに物理や仮想、パブリッククラウドのサーバを保護する総合サーバセキュリティ。複数のセキュリティ機能を備えており、各環境にまたがってワークロードをシンプルに保護。導入に伴いネットワークの構成変更はなく、必要なサーバに必要な数だけ導入することができる。
ウイルス対策やホスト型の不正侵入検知や不正侵入防止(IDS/IPS)、ウェブレピュテーション、ファイアウォール、ファイルやレジストリの変更管理、セキュリティログ監視といった機能を搭載する。ネットワーク層のセキュリティ対策からOS、アプリケーション層までのセキュリティ機能でサーバを多層的に防御する。
サーバやサーバで稼働する仮想化クライアント、アプリケーションの脆弱性に対して仮想パッチを適用する。サンドボックスと連携して標的型攻撃にも対応する。
Windows ServerやLinux、Solarisといった主要なサーバOSに対応。Amazon Web ServicesやMicrsoft Azureといったパブリッククラウドで稼働する、これらのサーバOSにも適用できる。
エージェント型と仮想アプライアンス型がある。エージェント型は各OSにインストール。仮想アプライアンス型は、サーバ仮想化基盤ソフトウェア「VMware vSphere」のハイパーバイザ「VMware ESX」にインストールする。仮想アプライアンス型はエージェントレスになる。
仮想アプライアンス型は、ハイパーバイザレベルでウイルスを検索する。検索処理は仮想アプライアンスで処理して、仮想マシン側でのリソース消費を低減させる。こうした仕組みで仮想マシンによるハードウェアへの負荷を抑えることができる。
ネットワーク仮想化基盤ソフトウェア「VMware NSX」とも連携する。ウイルスを検知した仮想マシンを自動で隔離して検索、駆除し、復旧させるまでの処理を自動化できる。
用途と機能 | 仮想化環境も含めたサーバ向け統合セキュリティソフト |
---|---|
特徴 | ウイルス対策やホスト型のIDS/IPS、ウェブレピュテーション、ファイアウォール、ファイルやレジストリの変更管理、セキュリティログ監視といった機能を搭載。脆弱性に対して仮想パッチを適用する。サンドボックスと連携して標的型攻撃にも対応 |
導入企業 | 福井県済生会病院、サンドラッグ、JBSなど |
課金単位 | ライセンス名称 | 新規 | 更新 |
---|---|---|---|
サーバ課金 | Deep Security Agent Enterprise | 21万3000円 | 10万6500円 |
Deep Security Agent Virtual Patch | 12万5000円 | 6万2500円 | |
Deep Security Agent System Security | 10万7000円 | 5万3500円 | |
Deep Security Agent ウイルス対策 | 9万8000円 | 4万9000円 | |
CPU課金 | Deep Security Virtual Appliance Enterprise | 40万円 | 20万円 |
Deep Security Virtual Appliance Virtula Patch | 24万円 | 12万円 | |
Deep Security Virtual Appliance System Security | 21万円 | 10万5000円 | |
Deep Security Virtual Appliance ウイルス対策 | 16万円 | 8万円 | |
スイート | Deep Security Enterprise Suite | 63万円 | 31万5000円 |
サーバ課金 | Deep Security for SAP System | 220万円 | 110万円 |