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IBM PureApplication Software:システム一式を自動で構築するクラウド運用ソフト

ウェブアプリやDBMSなどで構成する業務システム一式をクラウド基盤上に動的に構築できるようにしたソフトウェア「IBM PureApplication Software V2.1」は、サーバ仮想化ソフトが動作するPCサーバと組み合わせて利用する。

 日本IBMの「IBM PureApplication Software V2.1」は、ウェブアプリケーションやデータベース管理システム(DBMS)などで構成する業務システム一式をクラウド基盤上に動的に構築できるようにした製品。

 ハードウェアをセットにした垂直統合型システム「IBM PureApplication System」からハードウェア部分を省略してソフトウェア化した製品に当たる。VMware vSphereといったサーバ仮想化ソフトが動作するPCサーバと組み合わせて利用する(Microsoft Azureでも動作可能)。

 最大の特徴は、あらかじめシステム構成や設定をパターンとして登録しておき、これを利用して複数サーバからなるシステム一式を動的に構成できることである。パターンは企業が自前で作成できるほか、IBMやパートナー企業が各種ミドルウェアやパッケージソフトを利用するためのパターン(220種類以上)を提供している。システム稼働後は、稼働状況を監視して、負荷に応じてサーバ台数を増やしたり、障害時にほかのサーバで処理を引き継ぐ運用ができる。

 サーバ構成管理ソフトのChefやコンテナ型仮想化ソフトのDockerを組み合わせることもできる。Chef対応では、Chef用に作られたサーバ構成ファイル(レシピ)をPureApplicationパターンの記述に組み込んで利用できるようにした。これにより、レシピ通りの構成でサーバを構築できる。

 Docker対応では、アプリケーションの実行イメージをパッケージ化したDockerコンテナをPureApplicationパターンの部品として使えるようにした。これにより、仮想サーバ環境だけでなくDocker環境に短時間でアプリケーションを配備できるようになった。

定義済みのパターンを使ってシステムを自動で構築できる
定義済みのパターンを使ってシステムを自動で構築できる(日本IBM提供)
IBM PureApplication Software V2.1の概要
用途と機能システム構成(アプリケーションの設定やサーバの組み合わせ)をパターン化して再利用できるようにしたクラウド運用ソフト。クラウド環境上にシステムを動的に構築できる
システムの構築先や配備先VMware vSphere(サーバ仮想化ソフト)、Microsoft Azure(IaaS)、Docker(コンテナ型仮想化ソフト)環境
製品の位置付け垂直統合システムのPureApplication Systemからハードウェア部分を省略してソフトウェア化。PCサーバと組み合わせて利用する
税別価格1PVUあたり4万4300円。参考構成(8コア=560PVU)で2480万円
発表日2015年6月17日
出荷日2015年6月17日

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