ニフティの「ニフティクラウド」はパブリッククラウドサービスだ。同社が運用するサーバリソースをインターネット経由で利用可能にするIaaSで、初期費用が0円で従量課金と月額課金を選択できることや、国産のサービスのためレイテンシが低いことなどが特徴である。
利用できるOSはCentOS、Red Hat Enterprise Linux、Ubuntu、Windows Server。OSによって利用料が異なる。用途によって2つのタイプがあり、一般的な業務システムなど汎用的なシステム向けの「Type-e」、高速処理が必要なシステム向けの「Type-h」を用意している。ネットワーク転送は10Tバイトまで無料だ。

ニフティクラウドのコンソールの画面
料金は「Type-e」のプロセッサが1vCPU、メモリが512Mバイトの「e-mini」が月額2210円、従量課金の場合は起動時に1時間4円、停止時は同3円。「Type-h」はプロセサが1vCPU、メモリが512Mバイトの「mini」が月額4800円、従量課金は起動時に1時間7円、停止時に同5円。
2015年6月には法人向けの機能を強化。ストレージに、汎用的な用途やバックアップ用の「標準ディスク」と、I/O性能が高い「高速ディスク」の2つを用意した。標準ディスクの料金は、100Gバイトで月額2000円、従量課金の場合は1時間3円だ。このほか、データ移行の際にニフティが用意する記憶媒体に顧客側でデータを格納し送付する「ディスク受取サービス」なども開始している。
用途と機能 | パブリッククラウドサービス |
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特徴 | 純国産。初期費用が0円で、従量課金と月額課金を選択できる |
価格(税別) | 高コストパフォーマンスモデルの「Type-e e-mini1vCPU 512MB」が月額だと2210円、従量課金の場合、起動時は1時間4円、停止時は1時間3円 |
導入企業 | オークネット・アイビーエス、プレイハートなど |
現行版の提供開始日 | 2015年6月 |