QlikViewのポイント
- エンドユーザーの連想によって分析の切り口を変えていける
- カスタマイズした切り口を共有
- 拡張APIでビジネスアプリケーションなどに統合可能
QlikViewの製品解説
クリックテック・ジャパンの「QlikView」は、メモリに対象のデータを載せて分析する、インメモリ型のビジネスインテリジェンス(BI)ツール。例えば、「地域」のデータを見た後、それに関連した「販売担当者」のデータを選択して見る、さらにその2つに関連した「製品」のデータを見るといったことができるのが特徴だ。この技術は「連想検索」と呼ばれる独自のもの。
多くのBIツールは、大分類として「地方」からデータが始まり、データを細かく見る際には「都道府県」「製品」といった順に“ドリルダウン”という手法でデータを追う形式になっている。そのような“ドリルダウン”の流れはIT部門が事前に決めることが多い。
QlikViewの分析はエンドユーザー自身が分析の切り口を決め、エンドユーザーの連想によって分析の切り口を変えていける。以前のBIツールでは、IT部門によるところが大きかったが、エンドユーザーが自らデータを用意することから“セルフサービス型”と呼ばれる。
アプリケーションへのアクセス許可はトップダウンで制御できる。レイアウトやデザインを細密に制御できるダッシュボードやユーザーインターフェースで操作できる。独自のスクリプトで独自のアプリを開発し、QlikView Workbench で開発を拡張でき、拡張したAPIでQlikViewをビジネスアプリケーションやシステム管理ソフトウェアに統合できる。

QlikViewの画面(出典:クリックテック)
用途と機能 | 独自のガイデッドアナリティクスで洞察力を提供するBIツール |
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特徴 | メモリに対象のデータを載せて分析する、インメモリ型。エンドユーザー自身が分析の切り口を決め、エンドユーザーの連想によって分析の切り口を変えていける |
税別参考価格 | 250万2000円~ |