Qlik Senseのポイント
- データ同士の関係を自動で認識、意味付けしてデータの意味などを判別
- データを正しい文脈に整えて、形状を探索して外れ値を特定
- スクリプトや複雑なSQLクエリなどの専門知識がなくても利用できる
Qlik Senseの製品解説
クリックテック・ジャパンの「Qlik Sense」は、現場のビジネスユーザーだけでも利用できる分析アプリケーションを作成できる、セルフサービス型ビジネスインテリジェンス(BI)ツール。組織内の誰でも対話型でデータを可視化して有意義な意思決定を支援する。
インメモリで動作するウェブベースのBIツール。「連想技術」と呼ぶ、データ同士の関係を自動的に認識することで、データに意味付けを行う技術に特徴がある。これにより、データ群に隠されている意味やストーリーが分かる。データを正しい文脈に整えて、データの形状を探索し、外れ値(アウトライヤ)を特定する。
ドラッグ&ドロップでデータを可視化できる。ユーザーが設定したパラメータに自動適応するスマートなビジュアライゼーションでデータを探索するため、スクリプトや複雑なSQLクエリ、ジョインなどの専門知識がなくても利用できる。一元的ハブで、アプリやストーリーを含む関連性の高い分析を見つけて共有できるほか、データソースの統合によって情報の全体像を欠落部分なく把握し、隠れた洞察を容易に探索できる。
時間や場所を問わず、あらゆる端末からアクセスできるマルチ端末対応も魅力のひとつだ。各種端末の解像度に応じて、画面レイアウトや文字の大きさなどを自動調節。開発から分析まですべての操作をタップやドラッグ&ドロップなどのタッチスクリーンで操作できる。
権限やデータはサーバで一元管理されており、アプリケーション開発を含むすべての操作はウェブブラウザ経由で実行。これにより、セルフサービスとエンタープライズシステムとして必要な統制を両立している。
誰もが無料で使える個人向けの「Qlik Sense Desktop」、あらゆる用途に対応するエンタープライズ向けの「Qlik Sense Enterprise」がある。サブスクリプションで利用できるクラウドベース「Qlik Sense Cloud」は、無料で始められ、5人まで無料で共有できる「Qlik Sense Cloud Basic」、月額1ユーザーあたり25ドルで利用できる「Qlik Sense Cloud Business」も提供されている。
用途と機能 | セルフサービス型BIツール |
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特徴 | データ同士の関係を自動的に認識して、意味付け。データに隠されている意味やストーリーを理解できる。データを正しい文脈に整えて、形状を探索して外れ値を特定する。ドラッグ&ドロップでデータを可視化する。 |