IBM Verseのポイント
- メール履歴から重要な人を推測し、関連するメールを優先的に表示
- メール画面から各種のソーシャル機能に連携
- 「要アクション」と「対応待ち」としてフォルダ管理
IBM Verseの製品解説
日本IBMの「IBM Verse」は、メール機能を中核にカレンダーやチャット、ファイル共有、ビデオ通話など企業向けのコミュニケーション機能を1つに統合したサービス。現状のメールが抱える課題を解決することを狙っている。SaaSとして提供しており、ブラウザやモバイルアプリケーションから利用する。
現状のメールが抱える課題は、受信ボックスの中でどのメールに注目すればいいのかが分からず、順番に見ていく必要があること。大量のメールの中から必要な情報を見つけることも難しい。
Verseでは、過去のメール履歴から重要な人を推測し、関連するメールを優先的に表示する。重要性の低いメールのスレッドを非表示にすることもできる。さらに、データ分析や絞り込み検索によって、メールの検索を支援する。
メール画面から各種のソーシャル機能に連携できる。例えば、メールに含まれる関係者のプロフィールや組織階層の確認、在席確認やチャット、添付ファイルの参照・編集や他のメンバーへの共有といった作業を1つの画面から簡単な操作で実行できる。
対応が必要な受信メールを「要アクション」、相手の対応を待つ送信メールを「対応待ち」としてフォルダ管理でき、業務の対応漏れを防ぎぐことができる。また、メールやカレンダー、重要な関係者へのアクセスなど、業務に必要な機能が単一画面に配置され、業務効率の向上も実現できる。
Verseの活用イメージ(出典:日本IBM)
用途と機能 | メール機能を中核にカレンダーやチャット、ファイル共有などの各種機能を統合したコミュニケーションソフト |
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特徴 | メール履歴などから重要性の高いメール(重要なメール相手)を判断して優先的に表示することで大事なメールが埋もれないようにする機能を備える |
税別価格 | 1ユーザーあたり月額693円 |