シスコシステムズのCisco ASA with FirePOWER Servicesは、脅威に焦点を当てた次世代ファイアウォール(NGFW:next-generation firewall)アプライアンス製品。標的型のマルウェア攻撃や持続的なマルウェア攻撃を含む、既知の脅威や最先端の脅威からの保護を実現する。
シスコシステムズのファイアウォール製品「ASA 5500-Xシリーズ」および「ASA 5585-X」に、同社が2013年7月に買収した米Sourcefireの技術を使用したセキュリティソフトウェアを搭載したもの。通信の状態を監視するステートフルインスペクション型ファイアウォール、アプリケーションの可視化と制御機能、マルウェアからの保護機能、侵入防止システム(IPS)を単一の機器に組み込んで利用できる。

ASA 5585-Xの外観
別途「Cisco FireSIGHT Management Center」アプライアンス製品を使ってCisco ASA with FirePOWER Servicesを集中管理することによって、ユーザー、モバイルデバイス、クライアントアプリケーション、仮想マシン(VM)間の通信、脆弱性、脅威を、広範囲に監視。詳細なネットワーク、エンドポイントのイベント情報を関連付ける、包括的なセキュリティ侵害の痕跡情報(IoC)を取得できる。
ASA 5500-Xシリーズ・ベースの中小企業向けスタンドアロンアプライアンス、産業用の環境で動作する設計の高耐久性アプライアンス、インターネットセキュリティを強化する企業向けの中規模アプライアンスなどのほか、ASA 5585-Xベースのエンタープライズデータセンター向けアプライアンスがある。
用途と機能 | 既知の脅威や最先端の脅威からの保護を実現する次世代ファイアウォール |
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特徴 | ステートフルファイアウオール、アプリケーションの可視化と制御、マルウェアからの保護機能、侵入防止システム(IPS)を、単一の機器に組み込んで利用できる。 |
価格(税別) | ASA 5500-Xシリーズ・ベースのアプライアンスが995米ドルからなど |