EMCジャパンの「VSPEX BLUE」は、分散ストレージソフトとサーバ仮想化環境を統合したスケールアウト型の垂直統合型システムの“ハイパーコンバージドシステム”の「VMware EVO:RAIL」をベースにしつつ、あらかじめEMCのストレージ管理ソフト群を組み合わせて提供するオールインワン型の製品。
ベースとなるEVO:RAILは、サーバ仮想化ソフトのVMware vSphereと分散ストレージソフトのVirtual SANで構成する仮想化基盤構築用のサーバ。大きさは2Uラックマウント型で、1台で4ノードを構成する。サーバの増設で4台(16ノード)までコンピューティング資源とストレージ資源を拡大できる。中小企業の仮想デスクトップ基盤(VDI)環境などに向く。
VSPEX BLUEでは、EVO:RAILの上に、EMCのソフトウェア(または仮想アプライアンス)を最初から搭載。具体的には、運用管理ソフト「VSPEX BLUE Manager」、遠隔サポート「EMCセキュアリモートサポート」(ESRS)、クラウドストレージをSAN/NASのインターフェースで利用するゲートウェイ「CloudArray」、継続的データ保護(CDP)ソフトウェア「RecoverPoint」などである。

VSPEX BLUEの外観(EMCジャパン提供)
用途と機能 | サーバ仮想化基盤を構築するためのサーバ |
---|---|
主な対象 | 中小企業。VDIシステムなど |
特徴 | スケールアウト型でコンピューティング資源とストレージ資源を拡張できる サーバ仮想化基盤に必要な機能群をオールインワン型で提供する |
構成要素 | EVO:RAIL(vSphere、Virtual SAN)、VSPEX BLUE Manager、EMCセキュアリモートサポート、CloudArray、RecoverPointなど |
税別価格 | 販売代理店の1社であるネットワールドの場合、220万円(メモリ128Gバイト、平日9~17時翌日オンサイト保守1年込み)~256万円(メモリ192Gバイト、24時間365日4時間オンサイト保守1年込み) |
発表日 | 2015年4月15日 |
出荷日 | 2015年5月下旬 |
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