Power BIのポイント
- オンプレミスやパブリッククラウドのデータソースに対応
- デスクトップアプリケーションで対話型でデータを視覚化
- REST APIで既存のアプリケーションと統合することも可能
Power BIの製品解説
日本マイクロソフトの「Power BI」は、SaaS型で利用できるビジネスインテリジェンス(BI)ツール。Office 365のサブスクリプションとして提供していたサービス「Power BI for Office 365」の後継版になる。
オンプレミスにあるExcelのワークシートやデータベース、ストリーミングのデータ、パブリッククラウドのMicrosoft DynamicsやSalesforce、Google Analyticsなどのデータソースに接続して、ダッシュボードやレポートを作成する。ビジネスの状況を示す単一のビューを利用することで、関係者の間で混乱することなく単一の事実に基づいて意思決定できるようにする。
Power BIと併せて使う無料のデスクトップアプリケーション「Power BI Desktop」やiOSやAndroidなどの端末から利用できるモバイルアプリ「Power BI Mobile」アプリ(同)を用意する。Power BI Desktopを使用すると、オンプレミスのExcelやSQL Server、Accessのほか、OracleやIBMなど他社製データベースからデータを取り込める。REST APIを使って、既存のアプリケーションやサービスをPower BIと統合することも可能である。
Power BIのダッシュボードでは、ビジネスに関する情報をタイルで表示する。各タイルは、Power BIで作成するデータセットから生成したレポートにひもづけられており、タイルをクリックするとレポートに移動する。
有償版は「Power BI Pro」と「Power BI Premium」が用意されている。
用途と機能 | SaaS型で利用できるBIツール |
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特徴 | オンプレミスやパブリッククラウドのデータソースに対応。アナリスト向けとビジネスユーザー向けに機能を用意 |
税別価格 | Proは1ユーザーあたり月額1090円。Premiumはノード単位で月額料金で利用できる。 |