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日東電工、SaaS型財務管理システム採用--グループの資金を可視化、銀行と接続

日東電工は、グループ全体の資金を可視化するインフラとして財務管理システムと銀行接続システムの採用を決定した。今後3年の積極投資を進めていく。

 日東電工は、今後3年の積極投資に向けてグループ全体の資金を可視化するインフラとして財務管理システムと銀行接続システムの採用を決定した。キリバ・ジャパンが8月25日に発表した。

 1918年創業の日東電工は2018年に創立100周年を迎える。大手総合中間材料メーカーとして、グローバルでエレクトロニクスや自動車、住宅、医療などの分野で多角的に事業を展開している。2015年3月期には営業利益1000億円を達成、今後3年間で総投資額3500億円を見込むなど、成長分野を確立していこうとしている。

 同社は投資に必要な資金を表計算ソフトで管理しており、戦略投資という重要な意思決定では、正確な資金状況が不明なことから過去の経験や直前の決算数値をもとに非効率に資金を調達するといった状況だった。今後の資金調達を最適化していくためにも、グループ全体をタイムリーに可視化することで事実に基づいて戦略的に意思決定できるようにすると同時に、グループ内の資金を融通させ、各社の余剰資金を戦略投資に投入できるようにすることが喫緊の課題となっていた。

 この課題を解消するために、SaaS型の財務管理システム「キリバ・エンタープライズ」、銀行接続システムとして三菱東京UFJ銀行(BTMU)の「グローバルペイメントハブ(Global Payment Hub:GPH)」を採用した。メインバンクであるBTMUのGPHとキリバ・エンタープライズを組み合わせることで、BTMUのみならず国内外にある取引行の口座を可視化し、資金残高の管理、将来の資金繰りをタイムリーに予測し、プーリングなどグループ会社間の資金融通を促進し、戦略遂行を下支えするという。

 各銀行との接続部分をBTMU、アプリケーション部分をキリバが担い、それぞれが領域に特化するため、きめ細やかな対応とサポートが可能となるという。日本国内では、すでにBTMUとキリバの接続実績が10社以上あり、接続性は実証されているため、国内外の銀行接続にかかるプロジェクトリスクを低減できるという。

 日東電工では今後、BTMUの口座を国内外すべて可視化するところから着手し、次に現地行も含め他行に対象を広げ、1枚のワークシート上でグループすべてが一覧できるように可視化していく。

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