SAN EMCジャパン

VMAX3:機能を仮想マシンで追加できるハイエンドSANストレージ

ハイエンドSANストレージ「VMAX3」はハイパーバイザ型OSがベース。ソフトウェアの形でストレージコントローラの機能を提供する。階層型ストレージ管理やNASゲートウェイ、バックアップなどをソフトウェアの追加によって強化できる。

 EMCジャパンの「VMAX3」は、ハイエンドSANストレージ「VMAX」の現行モデルである。ハイパーバイザ型の新OS「HYPERMAX OS」を採用しており、ストレージの筐体内に複数のx86サーバベースの仮想サーバを立ち上げられる。

VMAX3の外観
VMAX3の外観(EMCジャパン)

 汎用のx86サーバと同様、仮想アプライアンスやx86サーバ/Linux上のソフトウェアの形でストレージコントローラの各種の機能を実現する。例えば、階層型ストレージ管理やNASゲートウェイ、バックアップ機能などをソフトウェアの追加によって強化できる。

 ソフトウェアによるストレージコントローラの機能強化の例として、VMAX3からEMC DataDomainに直接データをバックアップできるようにする「ProtectPoint」がある。これにより、外部のバックアップ管理サーバを介することなくデータをバックアップできる。

 このほか、買収したTwinStrataのクラウドストレージゲートウェイソフト「EMC CloudArray」を使うと、ストレージの階層としてAmazon S3などのクラウドストレージを組み込める。サーバへのストレージボリュームの割り当て作業を簡素化するソフト「ViPR Controller」もVMAX3上で利用できる。

 さらにVMAX3では、サーバやアプリケーションに提供する個々のストレージサービスに対して動的にCPUコア数などの処理性能を割り当てるアーキテクチャを採用した。必要なアクセス性能と容量をサービスレベルとして指定しておけば、サービスレベルを維持するようにCPUやストレージなどを自動的に調整する。

 このための前提としてVMAX3では、サービスレベル(容量あたりのI/O性能)の制御機能を備えた自動階層化機能である「FAST.X」を備えている。これにより、シルバーやゴールド、ダイヤモンドなどのサービスレベルを指定するだけで、ストレージの構成をサイジングすることなくストレージ資源を利用できる。

EMC VMAX3の概要
用途と機能ハイエンドSANストレージ
特徴ハイパーバイザ型のOSを採用し、筐体内に複数のx86仮想サーバを立ち上げられる。コントローラが提供する各種のストレージ機能群を仮想アプライアンスやx86サーバ/Linux上のソフトウェアの形で追加できる
サーバとの接続FibreChannel、NAS
システムあたりの最大CPUコア384コア
システムあたりの最大ドライブ2.5インチ×5760個、3.5インチ×2880個、混在構成×5280個
税別価格個別見積もり。2014年7月のVMAX3発表時点の価格は約1380万円から
発表日2015年6月22日
出荷日2015年7~9月

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